へ‥? その2


ある夏の日、じーさまが さるまたいっちょうで、ガーガーお昼寝していた。
夏とはいえ、なんだかその日は肌寒く、団地の7階ということもあって、開け放った窓からは風がびょおびょお吹き込んでいた。
 ーー じーちゃんが、風邪ひいちゃう!
いびきと共に大きく上下するじーさまの太鼓腹(すごい)を見て、私は急に心配になった。
‥が、次の瞬間、ゆっくりと‥ ブリッヂするように、じーさまの大きな腹と尻がわずかだが持ち上がった。
 ーー ?????
目の離せない私。
そして、同時に‥

 ボバッ!!

あれから十数年経った今も、この屁は私の中で”ナンバー1 巨大屁”として不動の座に輝き続けている。

そーいや、もう一人のじーちゃんは、よく「こやしだ‥」と言って嬉しそうに”握りっ屁(ぺ)”くれたよなぁ‥。




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