体験学習
ぽかぽかと暖かい、あまりにのどかな春の日‥。
その心地よさに、ついうっとりした私は、階段から落ちた。
「いい天気やぁ〜♪」
学校の階段を下りながら、感慨にふけった瞬間、綺麗〜に踏み外したのである。
小学校低学年、この若さでコレである。マジで泣けてきてしまう。
さておき、私は、15段ほどの石の階段の半ばあたりから転がった。
ゴローン‥ ゴローーン‥‥ と、でんぐり返し状態。
時間が奇妙なほど ゆっくりと動く中、天井が2回ほど、視界に現れては消えた。
その後、無事、尻から着地。
が‥‥
とんでもなく、痛ぇええーーー!!
膝から足首にかけて、一筋 大きな擦り傷。血は少量だが、結構深い(高校の頃やっと痕が消えたし)。
涙でかすむ目で、歯を食いしばって耐えていると、通りがかった先生が駆け寄ってきた。
そして、しみじみと言った。
「そこは、”弁慶の泣きどころ”といって、大人でも痛いのよ‥」
ゆーとる場合かーーーーーーっっ!!
犬にモノを教えるには、行動したその直後に、褒めたり叱ったりしないといけないらしが‥。それなのか‥??
おかげで、忘れられんぞぉおおー!!
結局、保健室に連れて行かれそうになったので、有り難〜いお教えを胸に、足を引きずって逃げた私であった‥。(←保健室嫌いだったらしい。アホである)
オチ: コレがホントの「学校のカイダン」(さぶっ)
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