どっぺるげんがー


「微妙に違うが異常に似てる」
唐突にそう言われることが「よく」ある。
駅で、街角で‥ 私のそっくりさんは、頻繁に出没しているらしい‥。

「どっかで絶対見たのに〜 思い出せない〜〜」
「クラスに一人くらい いるよね‥」
「マンガで見たぞ!(オイ)」
などの「思い出せないが見た!」と主張するアバウト派から‥

「昨日、○×のあたり、歩いてなかった!?」
としつこいくらいに確認してくる慎重派まで、種類は様々。
慎重派で多いのは、髪型が服装がどことなく違う「気がした」ので、声を掛けられなかった‥というものである(それは、やはり別人ということではないのか‥?)。

しかし、まぁ、どこにでもある顔‥‥ということは、1000歩譲って認めるとして、許せないのは、そっくりさんのほとんどが「男」だということである!!

「声かけようと思ったら、短パンから出てる脚が、すね毛ぼうぼうだった! 危なかった〜!」
と、十数年来の友人までが、報告がてら、「違うやんな‥?」と最終確認をとるのである。

その上、似てる「彼ら」は、平気で私の身近にも出現するため‥。
周囲の「似てるね」「間違えかけた〜」コールで、しだいに私自身が「違う〜!」から「そうかも‥‥」に洗脳されてゆくのである。
そして、悲しいかな、似てる「彼ら」は、間違いなく、カマ‥ いやいや「女性っぽい」‥。

当然、見まちがえるくらいなので、背格好が似ているのはやむを得ないが、足のサイズばかりか体重までも、私の方が上だった日には‥もう‥‥(号泣)。
その上、「うふふー。ボク、ダイエット中〜」なんてウキウキ気分の彼らの弁当箱のサイズは私の半分しかないのである(やめてくれ〜)。
なのに、無神経な周囲は「○○さん(私)のほうが、男らしいね‥」などと、とどめを刺して去ってゆくのである‥‥。

ところで、「そんなことないよ!」と慰めてくれる心優しき方々も、
「『セサミ・ストリートの人形』に似てると言われる‥」と告白すると、
「ああーーー!」(ポンと手を打つ)と納得してしまうのは、どゆーことなのだろう‥。



ちなみに妹には「キムタク」に似てると言われる。(微妙だ‥ TT)



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