迷信??


「ミミズにオシッコひっかけたら、アソコが腫れる!」という、話を聞いたことがあるだろうか?
「夜に口笛吹いたら、蛇が来る」とか「夜、爪切ったらアカン」とか、まことしやかに囁かれている迷信のひとつである。
夜に口笛吹きまくり(近所迷惑)、爪切りまくり〜でも怖い目にあったことのない私にとっては、ミミズにオシッコの話も「生き物いじめちゃバチ当たるよ!」的な戒めに過ぎないと、気にも留めていなかったのである…… んが!

マイマザーの友人にしては珍しいお上品マダム(推定50〜60代、酔うと壊れるタイプ?)が酒の席で力説していたという。
「あれは真実よ!」……と。

マダムの昔々のハズカシ話だそうだが、ひっかけた瞬間、アソコにズキーン!!と痛みが走り、見る間に腫れてきたのだという。
母は迷信うんぬんよりも、マダムがミミズに「ひっかけた」ことの方に衝撃を受けたらしいが、マダムによれば……。
ミミズから放出された危険物質Xが、鯉の滝登りよろしく、放出中のオシッコをさかのぼったが為に腫れたに違いない!……との見解らしい(それに女の子なので距離も短い)。

ミミズを食べる人もいるのに、そりゃないやろ〜(←鳥の餌として捕獲経験ありの私)と笑う私に、母は「火のないところに煙はたたない」って言うからねぇ……と、密かに真剣。
その上、「尿結石の人はオシッコ出すとき痛いらしいけど、出したその瞬間より、オシッコが便器に当たった時の方が痛いんだってよ」なんて、どこで仕入れたんだ?な例まで引っ張り出し、
「オシッコが便器まで届く「棒」のようになって、衝撃を伝える…」のだから「危険物質Xが伝わってきてもおかしくはない」説に到る。

私はオシッコが便器に当たろうが水に落ちようが何も感じないので、ますます信じがたいのだが、もしかすると放尿区間の長い男性は違うのだろうか?
念のため知人に確認してみたら、「それはない」とハッキリ(聞くなよ)。
うん、そうだろう。いや、尿結石…ってところがポイントなのか?(騙されやすいタイプか私… 汗)。

関係ないけど、子供の頃、小指ほどの太さがある巨大なミミズのことを「毒ミミズ」と呼んでいた記憶がある。もしやその「毒」って「危険物質X」??
いろいろ思い出して、ちょっと気持ち悪くなる私。
そういえば夏場に近所の公園を歩いていたら、敷地中をうっすら覆うように大量の小枝が散乱していた。よくよく見るとそれらは全てひからびたミミズ……。
あまりの不気味絵図にダッシュで逃げたが、ミミズに毒があるなら、公園に散歩に来る犬軍団はイチコロのハズなんだけど……(あ、でも毒ミミズではなかったな…)。

だがだが「迷信と思いきや、実は根拠があり!」なんて例は確かにある。
それゆえ、うかつには侮れないのよね〜 迷信……。
ああ…… 他にも身をもって試した人、いないもんかねぇ〜(自分は腫れるのヤー!)




冬に「冷えるから…」と人に靴下を履かせながら
「『靴下履いて寝たら、親の死に目に会えなくなる』
ってゆーのよねぇ、だから会えなかったのかなぁ〜私」
とか呟く母。頼むし、勘弁してくれぇ〜。



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