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▼ 水瓶(みずがめ)座

 児童虐待だーーー!(T◇T)


 「水瓶をかついだ美しい少年」の姿をかたどっているのが、水瓶座。
 そして、この水瓶を持つ少年こそ、体が金色に輝いていた‥とも言われる(人間じゃねーよ)、トロイアの美少年ガニュメーデースである!

 ある日、ガニュメーデースが山の上で羊の番をしていると、大きなワシが一羽舞い降りてきて、彼をつかんで飛び去ってしまった(※1)。
 突然の災難に、両親が嘆き悲しんでいると、見慣れない若者が現れて、こう告げた。
「心配ない。大神ゼウスが、美しいガニュメーデースを気に入って、使いの大ワシをよこしたのだ(どこが、使いだ‥)。ガニュメーデースは、オリュンポス宮殿で、神々の飲む神酒(ネクタル)のお酌(しゃく)をする役目となった。もう歳をとることも、死ぬこともないぞ‥」
 この若者こそ、神々の伝令神ヘルメスなんだけど‥、どうせなら、誘拐する前に言ってやれよ〜〜!

 また、神々のお酌の役目には、もともとへラの娘で、青春を司るヘーベーという女神があたっていた(辞めた理由は、結婚退職とも、お酌の最中に転んだ為とも‥)。
 さておき、ヘラとしては、娘の役目を奪ったガニュメーデースが許せない。
 ヘラの悪意に気づいたゼウスは、あわててガニュメーデースを星にして、避難させたという‥(何するか分からんからねぇ‥ヘラ様)。
 ああ‥ 子供なのに波瀾万丈‥‥。
 (ちなみに、木星の衛星ガニメデにも、彼の名がついている)


 ※1 この大ワシが、のちにワシ座となる。


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