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▼ ペルセポネー
惚れた方が負けなのよ♪(ふふ)
冥界(死者の国)の女王。主神ゼウスと豊穣の女神デメテルの娘。
花のように愛らしいペルセポネー。母親を手伝って草花を支配していた彼女は、ある日、冥界の王ハデスに一目惚れされ、地の底へと連れ去られてしまう(※1)。
最初は怯えていたペルセポネーだったが、いつの間にやら逆ギレ。「あんたなんか、キライなの! ママのところに返してー!」とののしりまくる。
一方のハデスは、なんとか彼女のご機嫌をとろうと、あれやこれやの贈り物。冥界の王ともあろうものが情けないが、ゼウスと違ってハデスは経験不足‥いや紳士なんだな(?)。
ところが、このハデスの懸命に尽くす姿に、ペルセポネーの心もわずかに動く??
「ハデスって、よく見るとたくましいし、威厳だってあるし、金持ってるしぃ(←ここ重要)‥。なのに、結構従順でカワイイかも〜?」とかなんとか‥。
なのに、一向に強硬な姿勢を崩さないペルセポネー。なんと、この小娘‥いやペルセポネーは、「高飛車に出るほど効果アリ」のハデス操縦法をとっくに見抜いていたのである(おそるべし!)。
その後、母デメテルの活躍で、1年の内、3分の2以上は地上に戻れることになったペルセポネー(※2)
冥界にいる間は夫につくされ(浮気の心配もなさそうやし‥)、ちょっと飽きると実家(地上)でのびのび‥。こう考えると、実は結構、幸せ者かもーー!?
※1 裏話‥
愛の女神アフロディテとその息子エロスは暇だった。
ア「あらペルセポネーだわ。あの小娘、花の女神〜とか言って、最近 生意気なのよね〜。 あら? あそこにいるのハデスじゃな〜い? いやーん、丁度いいわぁ〜。最近目立つことやってないし〜。 エロス、いいわよ、射っちゃいなさい! 私達の力、見せつけてやるのよぉん〜」
エ「はい、ママー!」 ぷすっ。
ハ「あ〜いの目覚め〜♪ うがーー!!」
ぺ「きゃーーーーーー!!!!!」
‥と、事件の裏にはあのトラブル製造母子がいたとか、いないとか‥。
※2 VOL.5「デメテル」の回、参照。
ペルセポネーが冥界にいる間、デメテルはブルーになる為、穀物の実らない「冬」が訪れる。
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