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▼ ヒュアデス
雨、雨、降れ、降れ〜♪
ヒュアデスは、天を支える巨人アトラスの7人の娘達(※1)。
彼女達には、ヒュアスという兄弟がおり、皆、このヒュアスをとても大切にし、毎日あれこれと世話を焼いていた(母性愛軍団と呼んであげやう…)。
しかし、狩人であるヒュアスは、ある日、獲物であるイノシシに逆に殺されてしまった。
すると、なんと、ヒュアデス姉妹は、悲しみのあまり、まるで後を追うように、次々と死んでしまったのだった…(全滅だよ…)。
そんな姉妹を哀れみ、天へ上げたのは、ゼウス。
というのも、以前、ゼウスが浮気のあげく子供を作ったとき(※2)、嫉妬の鬼である正妻ヘラの目から逃れ、その子…酒の神ディオニュソスを育ててくれたのが、何を隠そう、このヒュアデス達だったからである(スケベだが、恩は忘れないらしい…)。
彼女達は牡牛座にある「ヒュアデス星団」となったが、この星団が昇る頃、雨期に入ることもあり「雨降りヒュアデス」と呼ばれ、雨は彼女達の涙…と言われている。
※1 5人姉妹という説もある。ちなみに、プレアデス7姉妹とは腹違いらしい(母親が同じだったら、14人姉妹‥ってことになるもんね)
アトラス及びプレアデスについては、それぞれの回を参照してね〜!
※2 浮気相手の美女 セメレは、ヘラの策謀により焼死(ひ〜)。
既にお腹にいたディオニュソスは、産み月になるまで、ゼウスの股の肉に縫い込まれて育った(なんだかなぁ…)。詳しくは、セメレ、ディオニュソスの回参照。
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