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▼ ダイダロス
芸は身を助く!?
ギリシアの誇る名工、発明家。イカロスの父(※1)。
「よっ、天才!」と言われれば、「まかせんしゃ〜い!」と、何でもやってしまう究極職人ダイダロス。
しかし、「オレ様を超える奴は許せねぇっ!」な性格のため、才能溢れる甥っ子を抹殺し、故郷を追われることになる。
クレタ島のミノス王のもとに身を寄せたダイダロスはここでも大活躍!?
神の呪いを受けた王妃パシパエが、美形の牡牛(どんなんや)に恋した時には、彼女が中に入れるような牝牛の模型(着ぐるみ?)を作ってやったり、その結果デキちゃった(オイ)牛の頭を持つ怪獣ミノタウロスの為には迷宮(ラビュリントス)を作ったりした。
その後も、ミノタウロスを倒しに来た英雄テーセウスを逃がしてやったりと、ミノス王の怒りを買いまくるダイダロス(※2)。
息子・イカロスとともに、自らが作った迷宮に幽閉されることとなったが、人工の翼を作って、難なく空から脱出。シチリア王のもとに身を寄せた。
しかし、腹の虫が治まらないのはミノス王。
彼はダイダロスがシチリアに潜んでいると睨むと、「トリトンの貝(ほら貝のような巻き貝)に糸を通した者には、莫大な賞金を与える」と布告した。
こんなことの出来る知恵者はダイダロスしかいない!…との読みである(なんだかんだ言って、実力は認めてるのね)。
案の定、ダイダロスの助言を受けて、のこのこ出てきたのはシチリア王(貝殻の先端に穴を開けて、蜂蜜を塗り、クモの糸を付けたアリを通すことで完成〜!)。
ミノス王はダイダロスの引き渡しを迫るが、ダイダロスになついていたシチリア王の娘達は猛反対した。意外にも子供には好かれるオヤジだったのである(※3)。
娘達はダイダロスと協力し、風呂に入っているミノス王に熱湯をかけ、火傷させて抹殺(国には、王様自分で足滑らした〜と報告。オイ)。
ダイダロスは、その後もブラボーな発明品を作り続けたそーな…(めでたし×2?)
※1 イカロスについては、次回参照〜!
※2 詳しくは、ミノス、パシパエ、アリアドネ、テーセウスの回で〜!
※3 きっと…
「ほ〜ら、オモチャだよ」「うわー、すごーい!」
「そーか、すごいか? それなら、こんなのは…」「うわーうわー!!」
「ハ〜〜ハッハッハ、そんなにスゴイかぁ!(得意絶頂)」の無限ループだったに違いない… どーでもいいけど…。
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