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▼ ヒュプノス
ねん〜ねん〜 ころぉりぃよぉ〜♪(…と自分が爆睡)
眠りの神。 夜の女神ニュクスの息子で、死の神タナトスの弟(※1)。「夢」の神々の父親でもある(※2)。
背中に翼を持ったヒュプノスは、人々を眠りに誘い、労苦から解放してくれる穏やかな神(※3)。太陽の訪れることのない宮殿で(※4)、ケシの花と夢に囲まれて、す〜やすや眠っている。
そして「ええかげん起きさらせ…」(−"−メ)と、仕事の虫である兄・タナトスに引きずられて(?)、お仕事開始!
死期が近づいた人間をヒュプノスが眠らせ、死神・タナトスが冥界に連れて行く……という見事な連係プレーで、苦痛のない死を演出してくれる(エエ感じや)。
トロイア戦争でも、二人で英雄の遺体を戦場から運び出したり…と仲良く活躍しているこの兄弟。
双子だともいわれているが、ヒュプノスはタナトスよりも若い姿で描かれることが多い…(睡眠を十二分にとっているヒュプノスのお肌がツヤツヤなのか、苦労人のタナトスが老け込んでいるだけなのかは謎)。
また、ヒュプノスは人が良いのか、他の神々に頼まれて「眠り」の力を使うことがあり、ゼウスを眠らせたり…(おおう!)、夫の無事を祈り続ける妻に夢を通じて夫の死を知らせたり…している他、生贄として選ばれた船乗りの命を奪うために、その男を眠らせる(眠る→海にボチャン→ご臨終)…なんて、しょーもないことまでさせられている(ポジションはパシリかも!?)。
※1 タナトスの回参照〜。ニュクスについてはまた〜。
※2 美と優雅の女神である三美神(カリス)の一人である奥さんとの間にもうけた子供(夢の神)は、4人とも1000人以上とも言われている(えらい違いやけど… 汗)。
※3 耳の後ろに翼を持っている…とも(そういう彫像が残っている)。
※4 冥界の付近らしい。
レムノス島の洞窟に奥さんと一緒に住んでいるという説もある。
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