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▼ ニュクス

 影の実力者!?


 夜の女神。世界の始まり、全ての源であるカオス(混沌)から生まれた最初の神の一人(※1)。

 大神ゼウスの祖母である大地母神ガイアと同期(!?)なだけあって、ゼウスにも恐れられ、尊ばれている女神。
 西の地の果てに住み、洞窟の中で予言を行っているという。

 ゼウスの治世に助言を与えているらしいが、あの変態ワガママ親父(※ゼウス)に愛想を尽かさないところをみると、小さな事は気にしない…つーか、どうでもいい御方のようである(ほんまか?)。

 やはり…というべきか、ガイアと同じく、ニュクスもたいそうな子だくさん(最初の神は大変ねぇ…)。
 兄弟である闇(エレボス)との間に、天空の輝き(アイテル)と昼(ヘメラ)をもうける一方、独力で、復讐(ネメシス)、死神(タナトス)、眠り(ヒュプノス)……この他、あんまり有り難くないダークな神々を大勢産んでいる(これでニュクスが若々しい乙女の外見をしていたら詐欺だよな〜 ※2)


 ※1 ガイアの回では はしょりましたが(諸説あるので)、今回のは「はじめにカオス(混沌)があり、そこからガイア(大地)とタルタロス(地底の暗黒界)とエロース(性愛)が、次にエレボス(闇)とニュクス(夜)が生まれた…」説を採用で〜す。
  万物の初めにあったのはカオスではなく、黒い翼の鳥の形をした女神ニュクス(夜)…なんて説もあります。

 ※2 タナトス、ヒュプノス、エリーニュス(ネメシスもちょっと出てます)の回参照〜!
    ちなみに他の神々は、死の運命(モロス)、皮肉(モモス)、苦悩(オイジュス)、愛欲(ピロテース)、欺瞞(アパテ)、老醜(ゲラス)、不和(エリス ※アレスと兄妹説もあるけどね〜)、
    戦場で死をもたらす悪霊(ケル)…などなど。

 ついでにニュクスは夜(英語でナイト)の語源になっています。


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