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▼ キュクロプス
つぶらな瞳なのに〜〜っ!
額の真ん中に、まぁるい大きな目が一つ!(※1)
天空の神ウラノスと大地母神ガイアの息子である、一つ目巨人のキュクロプス達(三兄弟 ※2)。
ウラノス&ガイアの夫婦喧嘩の原因となったあの息子達なんですけど、覚えています?
そうそう、ブサイクだから…という身もフタもない理由で地の底に押し込められてたのが、彼らっす(他に言いようないんかい! ※3)。
見た目に似合わず(オイ)手先の器用なキュクロプス達は、鍛冶仕事が大得意!
後に主神ゼウスに救い出されると、ゼウスの武器である雷、ポセイドンの三叉の槍、ハーデスの姿隠しの帽子などを作ったりと渋〜い活躍をしている(※4)。
人は見かけで判断できぬ…の良い見本かと思いきや、後のキュクロプス達(彼らの子孫だと思われる)は見た目通りの化け物と化してしまっているようで……。
一目惚れした女神をストーカーのごとく追いかけたあげく、恋敵の美少年を殺して他人の恋路を邪魔しまくったり(ゼウスなら許されるのにね… ふぅ)。
自分の住む洞窟に迷い込んできた人間達を捕まえて、毎日二人ずつ殺して美味し〜く頂いていたら(ゴージャスディナー♪)、反対に人間の策略にはまって一つしかない目をつぶされてしまったり……(※5)。
結局、悪役(ヒール)でやられ役〜〜が板に付いてるのかも〜……(お気の毒)。
※1 キュクロプスとは「丸い目」という意味らしい。
※2 ステロペス(雷光)、ブロンテス(雷鳴)、アルゲス(落雷)という名。カッコええぞ〜。
※3 キュクロプス達の他にも「ヘカトンケイル」という五〇の頭と百本の怪力の腕を持つ巨人達(これまた三つ子。ブリアレオス、コットス、ギュエス)が一緒に閉じこめられた。
※4 よく鍛冶の神ヘパイストスの助手をしてたりする。
他にもアテナの鎧や英雄の武器などを作ってるそーな。
※5 ストーカーも食人鬼も共に「ポリュペーモス」という名のキュクロプスの逸話(こいつが特別 暴れん坊だったのでは??)。
また、ポリュペーモスは、ウーティス(「誰でもない」の意)と名乗る人間(オデュッセウスというギリシアの英雄)に目をつぶされて、仲間のキュクロプス達に助けを求めるが、
「誰にやられた?」「ウーティス(誰でもない)!」
「誰?」「だから、ウーティス(誰でもない)!」
という会話繰り広げ、結局「誰でもないってことはゼウスだろ、諦めな〜」で済まされたという…(−−;)。
しかし、ゼウスって一体……。
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