続き物。英雄ヘラクレスの一生で〜す!
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▼ ヘラクレス(その2)
真っ逆さぁま〜に♪ 堕ちすぎだってば…(号泣)
ついに誕生、ゼウスと美女(人間)の子・ヘラクレス〜!
しかぁし、ゼウスの正妻ヘラにとっちゃぁ、浮気のあげく子供だとぉー!?
てなわけで、いきなりヘラクレスに殺意を抱くヘラ様でありました…。(以上、前回のお話)
乳離れもしていない分際で、女神ヘラの刺客(二匹の蛇)を握り殺した、恐るべき赤ん坊ヘラクレス。
彼はすくすくと成長し、義父であるアムピトリュオン(※1)やケンタウロスのケイローン(※2)のもとで、武術や学問を次々マスターしていった。
そんな彼の前にある日、二人の女が現れ、自分たちのどちらか一方を選べと迫る(いゃん、ドキドキの展開?)。
幸福(もしくは不徳)と名乗る女は「ねぇ〜ん 人生、自分のために楽しく生きましょ〜よぉん♪」と、
徳と名乗る女は「困難を乗り越え、人のために生きましょうよ、ね! キラキラ」と、のたまうではないか。
意外にも……いやいや当然のごとく、徳の道を選ぶヘラクレス!(おう、立派!)
そして、世のため人のために生きることを誓ったヘラクレスは、まずはキタイロンの山で悪さをしていたライオンをこん棒でぶん殴り、あっさり退治。それ以降は、ライオンの皮をなめして作った毛皮が彼のお気に入りの衣装となった(※3)。
そして、お次も大活躍。テーバイという国が、戦争に負けて、毎年100頭の牛を敵に貢がされていることを知ると、敵国に戦争を仕掛けて散々に打ち敗り、逆に毎年200頭の牛をテーバイに貢がせることにしたのである。
これには、テーバイの王様、大喜び。娘のメガラをヘラクレスに嫁がせたとな(リンゴーン♪)。
今や、ギリシア一の美貌と力を併せ持つ豪傑として知られるようになったヘラクレス。
可愛い嫁さんとの間に子供を何人ももうけ、そりゃあ平和に幸せに暮らしましたとさ……。
めでたし、めでたし……♪
ぬぅわ〜〜んて終わるわけ、ありませんでしょ!(あ…ヘラ様…。 −−;)
と、言うわけで、ヘラクレスのハッピーづらに「あ〜 ムカムカ、キーー!!」のヘラ様は、いきなり現れるなり、呪いをかけて、ヘラクレスに狂気を取り憑かせたのである(御無体な…)。
そして、気がふれたヘラクレスは、我が子を惨殺……(一気に暗転)。
正気に戻り、絶望に打ちひしがれるヘラクレス。
自分の生きる道を問うべく、アポロンの神殿で神託を仰いだ(※4)。すると……
「え〜 罪を償いたいって? OK、OK〜! 問題ナッシングさ〜! とりあえず、アルゴス王のエウリュステウスに仕えて、彼の命じる10の仕事をこなして〜! それで、す〜べてチャラさ〜♪」(by アポロン)
エウリュステウス…といえば、ヘラの策略により、本来ヘラクレスのものになるはずだったラッキーな運命を手に入れたヘラクレスの従兄弟である(※ 前回参照〜)。
そんなことを知るよしもないヘラクレスは、子殺しの罪を償うべく、エウリュステウスの元へ!
王の出す「12の難業」に立ち向かうことになるのだった!!(あれ、10じゃなかったっけ? ※5)
※1 アルクメーネーの回参照。自分の姿に化けたゼウスに、奥さんを寝取られた(で、ヘラクレス誕生)可哀想な御方。
※2 数々の英雄達を教育しまくった、賢人。GTK(グレート・ティーチャー・ケイローン)と呼んじゃろ。
射手座の回、ケンタウロスの回参照〜。
※3 他にも、12の難行の一つとしてライオンを倒し、毛皮をゲットして身につける…話がありんす。何枚持ってるの?
※4 また、神託に従い、元々は「アルケイデス」という名前だったのを「ヘラの栄光」を意味する「ヘラクレス」に改名したんだそうな。
※5 「10」から「12」の難業になった理由は、次回以降でぼちぼちと〜。
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